アカウントに1500Uしか残っていなかったあの時、本当にもう諦めかけていました。毎日チャートを見つめ、数字が行ったり来たりするのを見ているうちに、メンタルはとっくに崩壊していました。

でも、ちょうどその時、ふと一つのことに気づきました――生き残ることは、一夜で大金持ちになることより一万倍大切だということです。

そこで、戦略を見直し始めました。

まず、1500Uを5つに分けて、1回につき300Uだけ使うことにしました。多くの人は「そんなに守りすぎじゃない？」と思うかもしれません。でも知っておいてほしいのは、市場はあなたの資金が少ないからといって手加減してくれるわけではない、ということです。もし見通しが外れたら？迷わず150Uの損切りで退場します。これが初めて、リスク管理は口先だけじゃなく、本当にお金が自分に教えてくれるものだと実感しました。

次は規律の問題です。自分に厳しくルールを決めました。損切りは半分、利確は80％から100％。以前は「もう少し待てば戻るかも」と思っていたのですが、待って得たのはもっと深い損失だけでした。今は違います。行くべき時は迷わず行動、少しの期待も抱きません。1回ごとの利益は確かに大きくありませんが、回数を重ねるうちに利益はどんどん積み重なっていきました。

一番大きな変化はメンタルです――もうトレードをギャンブルとは思わず、小さなビジネスとして運営するようになりました。勝率は実は58％しかありませんが、損は小さく抑え、利益は着実に取るので、3ヶ月で純利益が約6000Uになりました。複利の力が一度働き出すと、成長スピードは想像を超えます。こうやって続けていった結果、ついにアカウントは5万Uを突破しました。

振り返ってみると、頼りにしたのは本当に運じゃなくて、ただ二つ――ルールと実行力。

個人投資家がなぜ負けるのか？それは相場が悪いからじゃなく、習慣が悪いからです――衝動的にエントリーし、損は耐えて、利益は欲張り、一獲千金の夢ばかり追いかける。

逆転したいなら、まずこれらの悪癖を直すこと。

方向さえ正しければ、1500Uでも飛躍できます。方向を間違えれば、5万Uでも一瞬でゼロになります。

いつ始めても遅くはありません。大切なのは、自分が変わる覚悟があるかどうかです。