RWA分野での大きな進展：2年間にわたるコンプライアンス審査の末、SEC（米国証券取引委員会）はONDOに対する調査を正式に終了し、執行措置は取られませんでした。

このクリアランスは、Ondo Financeにとって重要なマイルストーンです。プロジェクトは今後、規制上の不確実性に悩まされることなく、米国を中心としたトークン化戦略を推進できるようになります。現実資産のトークン化の動向を追っている方にとっても、これはコンプライアンスを満たしたトークン化金融商品の規制当局による受容が広がりつつある兆候となり得ます。

このタイミングにも注目する価値があります。オンチェーンのトレジャリー商品への機関投資家の関心が高まる中、SECからの暗黙的な承認は大きな障壁を取り除くものです。ONDOはDeFiと伝統的金融の交差点でポジショニングを進めており、今回の調査終了は、同社の「コンプライアンス重視」のアプローチが正しかったことを実質的に証明しています。

告発も和解もなく、ただ調査終了の通知だけ。まさにこの分野のプロジェクトが夢見るような規制当局からの結末です。