金は60年で120倍上昇しダウ平均を圧倒、ビットコインVS銀はどちらがより下落に強い？

【クリプト界】最近、ちょっと意外な数字を見かけました。

1966年からの推移を見ると、金は120倍に上昇しました。ダウ・ジョーンズはどうかというと、50倍です。一見するとどちらもすごいですが、並べて比較すると微妙な気持ちになります――計算してみると、ダウの実質購買力は金より6割も低いのです。60年の間に、これだけの差がついてしまいました。

ピーター・シフが年初にある投資アイデアを提案していました：ビットコインを売って、銀に乗り換えるというものです。当時はあまり注目されませんでした。しかし、今データを振り返ってみると、なかなか興味深い結果になっています。ビットコインはここ数カ月で6％以上下落し、銀は逆に68％上昇しました。もし彼の言う通りにしていれば、購買力は約7割増えていたことになります。

11月の動きはさらに顕著です。銀は約15%上昇し、ビットコインは16%下落しました。一方が上がり、一方が下がる、まったく逆の動きです。

こうした乖離は一体何を意味するのでしょうか？リスク回避の動きが影響しているのか、それとも市場の資産ごとの価格付けのロジックが変わってきているのか？伝統的な貴金属と暗号資産の間で起こるシーソー効果は、多くの人が思っている以上に考察に値するのかもしれません。