Google、2023年2月よりケニアおよびナイジェリアの個人向けローンアプリに政府のライセンスを要求

Googleは、ケニアで運営されているローンアプリに対し、Playストアに掲載を継続するためにライセンスの証明を提示することを義務付けます。これは、ケニアやナイジェリアなどの新興市場国を対象とした措置の一環です。

これは、同社の最新のデベロッパープログラムポリシーで明らかにされており、ケニアのユーザーを対象とするパーソナルローンアプリの開発者は、パーソナルローンアプリを公開する前に、政府発行のライセンスのコピーを含む申告フォームの提出を完了する必要があります。

「適切な申告およびライセンス表記のないケニアで運営されるパーソナルローンアプリは、Playストアから削除されます」とGoogleは述べています。

Googleは、ケニア中央銀行(CBK)の公式ウェブサイト上のデジタルクレジットプロバイダー名簿に掲載されている事業者からの申告およびライセンスのみを受け付けるとしています。ローンサービス自体は提供せず、他のローン提供者による融資を仲介するプラットフォームについても、プラットフォームを利用するすべての提供者のライセンスを提示する必要があります。

今年初め、ケニア中央銀行(CBK)は、2022年3月に導入した新しい規制に準拠し、名簿に追加されたローン提供者がわずか10社であることを明らかにしました—申請者は288社だったにもかかわらずです。

2022年10月には、同国のデータ保護局が、ケニア国民からサービスのユーザーデータの取り扱い方法について苦情を受けたことを受け、40のローン提供者の調査を開始したと発表しました。これまでに受け取った苦情の大半（(299件中54%)）がローンアプリに対するものでした。

ただし、Google Playストアで規制されていないローンアプリが急増しているのはケニアだけではありません。インド、インドネシア、フィリピンのローンアプリにも同様の要件が導入されています。ナイジェリアのローンアプリについては、Googleは連邦競争・消費者保護委員会(FCCPC)からの「検証可能な承認書」を取得するよう求めています。

「Google Playからの要請があった場合は、該当する規制およびライセンス要件への準拠に関連する追加情報または書類を提出しなければなりません」とGoogleは示しています。

ケニアとナイジェリアはアフリカの主要なテックハブであり、最大$500までの無担保パーソナルローンを迅速に提供するローンアプリの急増が見られます。