今回は本当にステーブルコインが狙われた！しかも2つの地域が同時に動き、やり方は全く異なる。

本土側はシンプルかつ強硬——ステーブルコインをそのまま仮想通貨の規制枠組みに押し込んで、従来のルールを継続適用。主な目的は？資金流出の穴を塞ぐこと、ついでに電信詐欺の蔓延を抑えること（具体的な事件数は公式発表なし）。

一方、香港はずっと実務的。ライセンス制を導入——ステーブルコインを発行したい？まずは許可証を取得してから。現在は移行期間中で、条件を満たす機関は申請可能。全面禁止ではなく、「コンプライアンス化が実現可能かのテスト」に近い。もし上手くいけば、正規資金が堂々と市場に参入できる。

この動きがもたらすものは？

市場は間違いなく再編される。南北両方から圧力がかかり、ステーブルコインがメインストリーム市場に大規模浸透するのは難易度MAX。生き残れるプレイヤーは2択のみ：きっちり規制に従うか、荷物をまとめて他所でやるか。

さらに重要なのは、業界全体が「コンプライアンスコスト」を再計算し直す必要がある点。以前はコンプライアンスがプラス評価だったが、今や生死を分けるライン。非準拠なら今後の存続は不可能。

今後注目すべき2つのシグナル：本土側の禁令が更に細則化されるか？香港で最初にライセンスを取得するのは誰か？この2つの動向で今後の流れはほぼ判断可能。

市場は今、「コンプライアンス」の価値を再評価中。傍観するなら、ZEC、TRADOOR、AIAといった銘柄の動きをチェックすると良い。