金曜日（12月5日）、A株はようやく力を発揮し、主要指数は0.70%上昇、保険と貴金属セクターが先頭に立ちました。さらに注目すべきは、上海証券取引所のETFが再び大規模な純流入を記録したことです——単日で55.72億元、これで4日連続の資金流入、しかも日ごとに勢いを増しています。

**広域指数ETF：誰が最も人気？**

中証A500は25.15億元の純申込を獲得し、文句なしの当日人気王。続く中証500と科創50も好調で、それぞれ13.32億元、11.96億元を集めました。

滬深300、中証1000、上証50というベテラン3銘柄も、それぞれ9.39億元、8.2億元、6.0億元と5億元以上の資金流入を記録し、資金の意志がはっきりと見て取れます。中証A50、上証180、科創100も小規模ながら増持されました。

唯一、上証指数ETFと科創創業50指数ETFが純償還され、それぞれ1.73億元、1.05億元となりました。

**業種テーマETF：明暗分かれる**

テックセクターは引き続き好調。半導体関連ファンドが目立ち、半導体指数ETFは2.48億元、科創チップ指数ETFも1.8億元の流入となりました。

香港株テックはさらに盛り上がり——港股通科技香港ドル指数ETF、港股通インターネット指数ETF、恒生港股通中国科技指数ETFの3商品がそれぞれ1.72億元、1.45億元、1.4億元を獲得。資金は香港株のテック銘柄にかなりの自信を持っているようです。

配当戦略も依然として堅調。S&P香港株通低ボラ配当（1.08億元）、恒生香港株通中国中央企業配当（0.83億元）、S&P中国A株大型配当低ボラ50（0.8億元）、上国配当（0.74億元）など、これら配当系ETFも資金の支持を集めました。科創AI指数ETFも0.77億元の純申込を獲得。

**しかし、一部セクターは厳しい状況**

証券会社が最も大きく売られ、証券会社指数ETFは単日で10.21億元の純償還、何が起きたのでしょうか。

軍需産業セクターも全体的に人気を失いました。中証軍工（-5.16億元）、軍工リーダー（-1.78億元）、衛星産業（-1.64億元）、一般航空（-0.69億元）、中証国防（-0.59億元）、軒並みマイナスとなりました。

他にも売られたのはSSH金鉱株（-4.46億元）、中証銀行（-4.4億元）、300医薬（-2.31億元）、中証石炭（-1.0億元）など。金鉱株が売られたのは少し意外で、当日貴金属セクターはリードしていたのに。

**資金は何を示しているのか？**

この4日間の純申込トレンドを見ると、広域指数とテック関連が主戦場であることは明らかです。配当戦略は以前ほどの熱気はないものの、ベースのポートフォリオ需要は依然として存在しています。逆に、以前話題になった軍需・証券会社セクターは、最近明らかに冷え込んできています。

市場スタイルは変化し、資金の流れが最も正直にそれを表しています。