私はトレーニングも行っていませんし、学費やコミッションで稼ぐこともありません。市場で何度も転び、ロスカットを経験したただの普通のトレーダーです。

昨年、ある友人が私を訪ねてきました。手元に2700Uを握りしめ、それまでの損失を取り戻したいと言ってきたのです。私は彼に複雑なテクニカル指標の話はせず、血と涙で得た三つの心得をシェアしました。彼はその考え方を三ヶ月実践し、口座は5万Uまで増え、その間一度もロスカットしませんでした。この三つの「生き残りルール」、どれだけ理解できるかは、この市場に対するあなたの畏敬の念にかかっています。

**まず第一条：元本は三分割、生き残ることが何より大事。**

私は彼に2700Uを3つの900Uに分けさせ、それぞれの用途を固定しました——これはかつて私が全額を一点賭けでロスカットし、夜中に天井を見つめながら悟った教訓です。

1つ目は短期トレード用。1日に最大2回までエントリーし、終わったら取引アプリを閉じる。余計に眺めていると手がムズムズして、つい無駄な取引をしてしまうからです。

2つ目はトレンドが出るのを待つ用。週足で明確な上昇トレンドや出来高を伴った重要価格帯の突破がない限り、じっと待って動かない。レンジ相場で頻繁に出入りするのは市場にお金をプレゼントしているようなものです。

3つ目は生き残り資金。相場が急変してロスカット寸前になった時のナンピンや救済用で、最低限テーブルに残れるようにするためのものです。

ロスカット一回で指一本は失うが、元本を全部失えば首が飛ぶ。元本がなければ、どんなチャンスもあなたとは無縁です。

**第二条：トレンドの「おいしい一口」だけ狙い、他の時は亀のように縮こまる。**

私は昔、レンジ相場で何度も痛い目を見ました。10回中9回は損切り、人生を疑うほどでした。

今は3つのエントリーサインしか信じません：

日足の移動平均線が上昇トレンドを示していない？ならノーポジで様子見。「チャンスを逃す」ことを恐れない。チャンスは毎日あるけど、命は一つだけ。

過去高値を出来高を伴ってブレイクし、日足終値でしっかり上に乗った？その時だけ小さいポジションで試し玉。

利益が元本の30%に達したら、すぐ半分利確して財布に入れる。残りは10%のトレーリングストップを設定——利確したものだけがあなたのもの、全てを取り切る幻想は捨てよう。

**第三条：感情をロックし、機械的執行こそが長生きの秘訣。**

エントリー前に必ずトレード計画を書き、あとは愚直に実行：

損切りは固定3%、その値に来たら自動で決済、欲を出して「あと少し待てるかも」と考えない。

利益が10%に達したら、損切りラインを建値に引き上げる。こうすればあとは全てタダ取りで、損してもたかが知れている。

毎晩12時には必ずパソコンを切る。どんなに魅力的なチャートでも見続けない。どうしても眠れない時はアプリをアンインストールして入れ直す——監視時間が長いほど感情が揺れやすくなり、崩れたら必ずミスにつながる。

相場は毎日やってくるが、元本がなくなれば本当に何もできなくなる。まずはこの三つを徹底し、その後でエリオット波動や複雑な指標を勉強しても遅くはありません。