ドバイという場所は、最近Web3分野で頻繁に動きを見せています。

さまざまなカンファレンスが立て続けに開催されているだけでなく、現地政府もフィンテックに対して非常にオープンな姿勢を示しており——イノベーションを奨励し、進出を歓迎しています。中東の中でも、ドバイはグローバル金融センターを目指して突き進んでいます。

最近、注目すべき動きがありました。現地のMashreq Capitalが「BITMAC」というマルチアセットファンドをリリースしました。簡単に言えば、ビットコインを伝統的な投資ポートフォリオに組み込み、一般の人でも規制されたチャネルを通じてBTCに触れられるようにした、ウォレットやシードフレーズの管理など面倒なことを自分でやらなくても済む仕組みです。

組み合わせは非常に堅実です：ビットコイン5%、金5%、残りの90%はすべて株式と固定収益資産。狙いは明確で——暗号資産市場の長期的な利益を取りにいきつつ、ビットコインのジェットコースターのような値動きで心臓を痛めたくないというもの。リスク分散はしたいけど、暗号資産に大きな比重をかける勇気がない人にとっては、かなり親しみやすい選択肢です。

Mashreq CapitalのCEOも、個人投資家にとっての資産配分がそもそも簡単ではなく、ましてやデジタル資産の極端なボラティリティを理解することはさらに難しいと指摘しています。BITMACの存在意義は、こうした複雑なことをまとめて処理し、DFSA（ドバイ金融サービス庁）の規制枠組みの中で、専門チームがリバランスやリスク管理を担当することにあります。

この商品が登場したことで、UAEのデジタル資産規制がますます成熟していることも示されています。金融機関が商品を出せて、投資家も安心して買える——信頼感が高まっている証です。暗号資産に触れてみたいけど、自分で資産管理するのは面倒、という人たちにとって、こうした商品はまさに空白を埋める存在です。

簡単にまとめると：BITMAC ＝ 伝統投資の堅実さ＋ビットコインの可能性、気軽に暗号資産の世界へ踏み込める入口です。