最近短期取引で何度か損失を出して、正直かなり悔しい気持ちです。ただ、損失というのも完全に防げないわけではありません。この期間、自分なりにトレードの振り返りをして、リスク管理の実践的な心得をいくつかまとめましたので、皆さんと共有します。

**1つ目、絶対に高値追い・安値売りはしないこと。**
相場は常に動いていますが、高値を追いかけると山の頂上で捕まるリスクが高くなります。高値かどうかの判断ですが、単純に言えば、ある値動きが既に半分以上進んでいたらもう飛び込まないこと。例えば、ある銘柄の値動きレンジが100ポイントで、既に50ポイント以上上昇していたら、ここからは五分五分の確率で苦しくなる——いつでも調整が来るかもしれません。もし上昇を予測したいなら、ボリンジャーバンドを参考にして、上限付近ではエントリーせず、価格がミドルバンド・下限帯、または10日移動平均付近まで調整するのを待ちましょう。

**2つ目、ナイフを拾いにいかないこと。**
必ず相場が落ち着いてから動くこと。落ち着いたとはどういうことかというと、丸底・不規則な二番底などのチャートパターンがシグナルになります。自分でよく観察してパターンを覚えましょう。素早いV字回復となる相場は実際には非常に少なく、焦らないこと。ただし、これらのパターンが1時間足レベルの高値と安値の中間あたりに出ている場合は、大抵はレンジ相場であり、反転シグナルではありません。

**3つ目、流動性が低い時間帯を避けること。**
午後2時半以降、夜10時半以降は新規エントリーを控えましょう。1日のメインの値動きはほぼ終了しており、出来高も減少しています。この時間帯はしっかりとしたトレンドが出にくく、方向感もつかみにくいです。

**4つ目、出来高をしっかり見ること。**
エントリー前に必ず5分足の出来高を確認しましょう。考えてみてください、個人投資家が特別な材料もないのに大量の出来高を伴う大陽線を作れるでしょうか？それは確実に大口が動いているサインです。最も典型的なシグナルは、移動平均線のブレイクと階段状に増える出来高の組み合わせです。出来高の裏付けがないローソク足の値動きは、あまり信用しないようにしましょう。

**5つ目、1トレードあたりの損失を厳格にコントロールすること。**
相場の方向性が不透明なときは安易にエントリーしないこと。損切りを「賭けに出るための根拠」として使わないようにしましょう。明確なエントリーの根拠を持ち、入ったらすぐにタイトな損切り設定をします。もし損切りに引っかかってもエントリーロジックが生きていれば、次の良いタイミングを待てばいいのです。