仮想通貨界で一番怖いのは損することじゃない。一撃でロスカットされて、息つく暇もないことだ。

2019年、2万Uを持って参入し、DOGEが盛り上がってきたのを見て飛び乗った。上がれば欲が出て利確できず、下がれば必死でナンピン——2ヶ月で口座は8000Uだけに。あの頃は毎日午前3時までチャートを凝視し、髪の毛がごっそり抜けた。

その後、自分を律して3つの鉄則を決めた。昨年は4ヶ月で元本を10万Uまで安定して増やせた。3月の大暴落で大勢がロスカットの悲鳴を上げる中、私の口座は10%すらドローダウンしなかった。

**ルール1：元本は絶対に半分しか動かさない**

先月のAI関連銘柄の相場、何人が「全力乗車」と叫んだことか？私は3割だけ投入。やはり数日で調整が始まり、手元に弾（現金）が残っているからこそ、本当に安く拾えた。他人が損切りしている時に、私はバーゲン品を買っていた。

仮想通貨界はチャンスが尽きることはない。足りないのは、チャンスを待てる資金を握っている人だ。

**ルール2：損切り15%、利確20%、鉄則は絶対に崩さない**

昨年ETHが2800ドルまで上がった時、コミュニティは「3000ドル！」と大合唱。私はルール通りに全て利確し、一週間後には2200ドルまで下落した。

初心者は「もう少し待とう」が大好き——上がればもっと上を、下がれば反発を待つ。結局、運良く得た利益は、実力で全て市場に返す羽目になる。

**ルール3：理解できないプロジェクトには絶対に手を出さない**

数日前、ファンの小張が8000ドルの元本でSOLが210ドルから急騰しているのを見て全額突っ込んだ。しかし今週SOLは130ドルまで下落、3日で強制ロスカット。家賃すら危うくなった。

私の幼馴染はもっと悲惨。あるKOLの勧めで、ホワイトペーパーすらまともに筋が通っていない草コインを買い、一週間後に開発側が持ち逃げして無価値に。

先週もグループで「新コイン」「絶対倍増」なんてリンクが回ってきた。ホワイトペーパーを見たら、穴だらけで笑い話レベル。即ブロック。

今、大相場は毎日激しく揺れていて、毎日「今が底だ」「今が天井だ」と叫ぶ人がいる。でも私の保有比率は常に6割、4割は現金で安眠している。

覚えておいて：1万Uを守れた者だけが、10万Uを掴むチャンスを得る。規律を守れない者に、市場は一切容赦しない。

この業界は一夜で大金持ちになった話が溢れているが、本当に生き残るのは、まず「生き残る術」を身につけた人たちだけだ。