CFTCが規制取引所での現物暗号資産取引を承認

ソース：DefiPlanet
オリジナルタイトル：CFTC、規制取引所での現物暗号資産取引を承認
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クイックブレイクダウン

• CFTCがビットコインやイーサリアムなどの現物暗号資産商品の指定契約市場での取引を初めて承認
• Bitnomialは12月8日に連邦規則下でレバレッジ付き現物オプションの取引を開始
• この動きにより、小口投資家の暗号資産取引が詐欺防止策のある規制枠組みに組み込まれる

規制上のマイルストーンがより安全な暗号資産アクセスを実現

商品先物取引委員会（CFTC）は12月4日、現物暗号資産商品が同委員会登録済み取引所で取引可能になったと発表し、米国のデジタル資産市場にとって歴史的転換点となった。代理委員長のキャロライン・D・ファム氏は、これにより100年近い監督実績を持つプラットフォーム上で現物暗号資産の取引が可能となり、顧客保護と市場の健全性、コモディティ取引の長年の基準が提供されると強調した。シカゴを拠点とするBitnomialが12月8日に先駆けて、先物・オプションと同じ規則下でレバレッジ付き現物暗号資産の提供を開始する。

この承認は、ビットコインやイーサリアムなどのコモディティに対するCFTCの権限拡大に基づき、現物取引をオフショア取引所から連邦の監督下に移行させるもの。CMEなどのプラットフォームやコンプライアンス重視の一部プラットフォームは開発段階から規制当局と協議し、トークン化担保やステーブルコインも視野に入れた「Crypto Sprint」イニシアチブに沿ったものとなっている。ファム氏は、議会で現物取引の完全監督法案が議論される中、既存権限を賢く活用して米国民を保護する改革だと述べた。

Bitnomial、レバレッジ商品で先陣

CFTC指定契約市場であるBitnomialは、規制環境下でユーザーが資産を直接レバレッジ付きで売買できる現物暗号資産取引の開始を発表。CEOのルーク・ホーステン氏は、米国のパーペチュアル基準に匹敵する画期的な出来事とし、政府機関閉鎖下でも当局と協議を重ねてきた経緯を強調した。今回の展開は主要資産をカバーし、決済と報告のためのブロックチェーンアップデートもサポート、効率性を向上させる。

取引所は監視・リスク管理に関する厳格な規則を満たす必要があり、従来規制の緩い現物市場に頼っていた個人投資家にも保護が拡大される。これはSEC・CFTCの共同ガイダンスにもとづき、特定の現物取引に禁止措置がないことを明確化し、所管争いを緩和したもの。より広範な影響として、デリバティブ取引におけるステーブルコイン活用や資産のトークン化も含まれ、Web3と伝統金融の結びつきがさらに深まることを示唆している。