Circleの今四半期の決算報告はなかなか興味深いです。表面上は2.14億ドルの利益を上げていますが、詳しく見ると水増し分が少なくありません。

この2.14億ドルのうち、1.53億ドルは「一時的な利益」に分類されます——つまり、実際に現金として稼いだわけではなく、帳簿上の評価益です。

計算すると、本当の純利益は約6,100万ドル程度となります。

では、その1.53億ドルはどこから来たのか？主にCircle自身が保有するUSDC準備ファンドの持分が値上がりしたためです。この種の投資の公正価値が上昇したことで、決算書上は利益として計上されます。

ただし、こうした臨時収入には特徴があります：今四半期にはあっても、来四半期にはなくなる可能性があるということです。企業の本当の収益力を見るには、これらの水増し分を除いた数字に注目する必要があります。