ここ数年、取引市場で試行錯誤を繰り返してきた結果、私は「5分割資金・堅実運用法」をまとめました。正直、この方法で多くの落とし穴を避けることができ、口座も徐々に増えてきました。今日は、その経験から得たポイントを整理したので、皆さんの役に立てば幸いです。

まずは資金管理について。私は元本を5分割し、1回で使うのは最大でもそのうちの1つだけです。損切りラインは10%に設定。もし相場を読み間違えても、1回の損失は資金全体の2%に抑えられます。5連敗しても10%の損失で済みますが、1回当てれば10%以上の利益で過去の損失を取り戻せます。このやり方だと、気持ちも安定します。

エントリータイミングについては、「トレンドフォロー」を徹底しています。下落相場での反発はほとんどがダマシで、上昇トレンド中の押し目が本当の買い場です。安値で拾う方が高値掴みよりずっと安全。この理屈は簡単そうですが、実際の相場では我慢できる人は少ないです。

もう一つ、痛い教訓があります。短期で急騰したコインは、主流でもマイナーでも、基本的に手を出さない方がいいです。継続的な上昇を続ける銘柄はごく少数。短期で上がりすぎるとその後は失速し、高値圏で横ばいになった後に下落します。多くの人がこの理屈を知りながら、つい賭けてしまい、結局高値掴みで寒い思いをします。

テクニカル指標はMACDをよく使います。DIF線とDEAがゼロライン下でゴールデンクロスし、そのままゼロラインを上抜けると、比較的堅実なエントリーシグナルです。逆に、MACDがゼロライン上でデッドクロスしたら、ポジションを減らすことを考えます。

「ナンピン（買い増し）」という言葉についても強調したいです。誰が広めたのか分かりませんが、多くの人を苦しめています。多くの個人投資家が損失を出すほどナンピンし続け、さらに損が膨らみ、最終的に身動きが取れなくなります。私の原則は「損失時には絶対にナンピンしない、利益が出ている時だけ追加投資する」です。この鉄則で何度も救われました。

出来高も重要な指標です。安値圏で出来高を伴ったブレイクには注目、これはトレンド開始のサインであることが多いです。ただし、高値圏で出来高が増えても伸び悩んだら、迷わず撤退しましょう。2度目の上昇は期待しない方がいいです。

銘柄選びは上昇トレンドのものだけを選びます。3日移動平均線が上向きなら短期チャンス、30日線はスイング向き、84日線ならメイン上昇波、120日線は長期投資向きです。こうやって絞り込むと勝率が上がり、無駄にチャートを眺める時間も減ります。

最後に、継続的な振り返りを勧めます。毎週週足チャートを確認し、保有銘柄の根拠やトレンドが変わっていないかチェックし、戦略を適宜修正します。市場の変化は早く、同じ手法に固執するといずれ痛い目を見ます。

これらは全て実践の中で少しずつ身につけたもので、特別な理論ではありません。要はリスク管理、トレンドに従い、ルールを厳守することです。