1. RSIとは？
RSI（相対力指数）は、一定期間の終値の平均上昇幅と平均下落幅を比較することで、市場の買い・売りの勢いを分析する指標です。これにより、市場のセンチメントや強さを把握し、将来の価格動向を予測する手がかりや、特定期間における市場全体の状況を反映します。
2. MACD-RSIクオンツ戦略
MACD-RSIクオンツ戦略は、標準的なMACDおよびRSIアルゴリズムを活用して、市場シグナルを捉える手法です。エントリーおよびエグジット条件は以下の通りです：
DIF > DEM かつ RSI値がしきい値 + 50以上の場合にロングエントリー、DIF < DEM または RSI値が50 - しきい値以下の場合にロングポジションをクローズします。下記チャートでは、RSIのしきい値は15に設定されています。エントリーおよびエグジットポイントは矢印で示されています。
DIF < DEM かつ RSI値が50 - しきい値以下の場合にショートエントリー、DIF > DEM または RSI値が50 + しきい値以上の場合にショートポジションをクローズします。下記チャートでは、RSIのしきい値は15に設定されています。エントリーおよびエグジットポイントは矢印で示されています。
3. MACD-RSI取引エントリーへのアクセス方法（「パーペチュアル契約MACD-RSI」を例に）
メニューバーから「トレーディングボット」→「契約」→「CTAエキスパートボット」→「MACD-RSI」→「ボット作成をクリック」→「パラメータ設定」→「作成をクリック」と進みます。以下の画像をご参照ください：
バックテスト：MACD-RSI戦略を作成する前に、バックテストを実行できます。
バックテスト手順：「バックテスト」ボタンをクリックし、ページ上で希望するパラメータを入力して「バックテスト」をクリックします。システムが自動的に過去データ（デフォルトで過去1か月分）を検証し、「バックテスト記録」セクションに参照用の記録を生成します。
4. パラメータ設定の説明
レバレッジ倍率：投資に使用するレバレッジで、主に注文サイズの計算に用いられます。
総投資額：投資する総額で、すべて証拠金として使用されます。
ポジション利確：最新のマーク価格と平均建値の損益率が設定した利確比率に達した場合、市場価格でポジションをクローズします。これは戦略の通常運用に影響しません。
ポジション損切り：最新のマーク価格と平均建値の損益率が設定した損切り比率以下になった場合、市場価格でポジションをクローズします。これも戦略の通常運用に影響しません。
自動損切り比率：総投資額の損失がこの比率に達した場合、戦略は全ポジションを決済します。
ファストウィンドウ、スローウィンドウ、MACDシグナル、期間：標準的なMACDパラメータです。
RSI期間：RSI計算に使用するローソク足（K線）の本数です。
RSIしきい値：RSIのしきい値で、0より大きく50未満である必要があります。
注文サイズ：シグナル発生時に実行される契約数です。
デフォルトの注文サイズ計算方法：
インバース契約の場合：
s = (証拠金 × 最新価格) / (2 × 0.00075 + (1/レバレッジ))
size = s / 契約サイズ
リニア契約の場合：
s = (証拠金) / (2 × 0.00075 + (1/レバレッジ)) × 最新価格
size = s / 契約サイズ
実際の注文サイズは、デフォルト計算値とユーザー設定値のうち小さい方が適用されます。
5. 操作例
戦略作成後、「マイボット」内の「稼働中ボット」をクリックすると、自身の稼働中戦略を確認できます。MACDとRSIの両指標がエントリー条件を満たすと、戦略の「詳細」セクションに関連するポジション、注文、戦略情報が表示されます。手動で利確や損切りをしたい場合は、ポジションをクローズまたは戦略を終了することができます。また、戦略のクローン作成や資金移動も可能です。
Gateは本製品に関する最終的な解釈権を有します。
