市場はみんな利下げに注目してる？兄弟たち、それじゃスケールが小さすぎる。

最近、ウォール街のアナリストたちがまた25ベーシスポイントの利下げを巡ってぐるぐる議論していて、まるで市場の喧騒みたいになってる。でも正直言って、これはスーパーカーのバックミラーばかり見ていて、ボンネットの下でロケット燃料が再装填されていることに気付いていないようなものだ。

本当に注目すべきは何か？元ニューヨーク連邦準備銀行の内部関係者が暴露したところによると、パウエル議長は来週水曜日の会議でとんでもない爆弾を投下するかもしれない：毎月450億ドルの国債購入計画だ。注意してほしい、これは2020年のパンデミック時代の話ではなく、2025年末の新たな動きだ。この手法には新しいコードネーム、例えばRMPみたいな略称がついているが、実際のところ中身は同じ——量的緩和が戻ってきたということだ。

なぜ急にまた金融緩和を？

答えは簡単だ：レポ市場という金融システムの大動脈に詰まりの兆候がまた現れ始めている。銀行が持つ現金準備がどんどん厳しくなっている。だからFRBは再び蛇口をひねる準備をしていて、UBSの予測によれば、この金融緩和は来年1月から始まり、少なくとも半年は続くらしい。

これが市場にとって何を意味するのか？三つある。

第一、流動性がまた溢れ出す。お金は常にリターンが一番高いところに流れるもの。過去10年はテック株、数年前はいろんなブーム、今回はどこに流れる？賢い人たちはすでに仕込みを始めている。

第二、政策論理がせめぎ合うことになる。インフレを抑制すると叫ぶ一方で、流動性の蛇口を密かに再び開ける。こういうオペレーションは魔法のようだが、歴史を見ると、市場はたいていこうした矛盾に対して上昇で応える。

第三、これは権力移行の準備かもしれない。パウエル議長の任期はもうすぐ終わる。新しいFRB議長（噂ではハセットが有力）が就任する前に、まず燃料タンクを満タンにしておく。これが2026年の市場の基調を決める。

じゃあ、仮想通貨は？

理屈は単純明快だ：ドルの流動性が増え、法定通貨の購買力が希薄化すれば、ハードアセットやデジタル希少資産の魅力が自然と高まる。ビットコインがそもそも設計されたのは、こういう状況に対応するためだったのでは？通貨供給が増えれば、それだけリスク回避需要も強くなる。これはオカルトじゃなく、経済学の基本法則だ。

だから0.25%の利下げ幅なんかにこだわる必要はない。本当に注視すべきは、来週発表されるかもしれない毎月450億ドルの国債購入計画だ。もしこれが現実になれば、今後のマーケットの動きはかなり面白くなるだろう。

FRBの印刷機は、もしかしたら一度も本当に止まったことがないのかもしれない。