米国株高騰・ビットコイン下落？個人投資家の熱狂冷め、貴金属への資金流出──今回の調整で洗い出されているのは誰か

【BlockBeats】最近データを見返していたら、ちょっと異常な現象に気づきました。過去10年間、ビットコインと米国株は基本的に連動して上昇してきましたが、今年は様相が一変しています。

米国株はすでに2桁の上昇率を記録していて、かなり勢いがあります。一方、ビットコインはまだ水面下でもがいており、帳簿上では損失が出ています。この差はかなり大きいです。

個人投資家の側も明らかに冷静になっています。下落時に買い向かう熱意が目に見えて衰えてきており、一番分かりやすいサインはETFへの資金流入速度が鈍化していることです。以前のような「下がったらすぐ買う」という勢いは、今はあまり見られません。

さらに無視できない要因があります——金と銀が今年そろって最高値を更新し、多くの注目を集めています。正直なところ、現状では両者がある程度ビットコインの資産配分における位置を代替しています。どちらも「インフレヘッジ」のラベルがあり、資金はより安定した方に流れるものです。

ただし、別の視点で見ると、今回の下落は一つのことをしているのかもしれません——確信のない投機家を市場から排除しているのです。今もコインを保有している人は、おそらく本当の長期主義者で、多くの人は保有期間がすでにかなり長くなっています。

いくつかの未解決のリスク——たとえばStrategyのような大手機関による強制売却圧力——が解消できれば、ビットコインが再び株式市場と連動して上昇する可能性はかなり高いでしょう。特に利下げの期待が現実になれば、流動性が緩和され、資金が再び活発になるはずです。