正直に言うと、以前の私は典型的な「カモ型トレーダー」だった——チャートをにらみすぎて目が痛くなり、価格が上がれば興奮して眠れず、下がればスマホを叩き壊したくなる。一年が終わってみれば？元本は3割減、メンタルも崩壊した。

転機は突然やってきた。昨年末、偶然ビットコインの流動性ステーキングというものを知った。その時はシンプルな考えだった：どうせコインを眠らせておくくらいなら、「動かして」みようと。

一番大きな変化は？メンタル面。

以前はBTCがウォレットに眠っているのがもったいなくて、値上がりを祈るしか何もできないと感じていた。でもステーキングは違う——コインをロックすれば、安定したステーキング報酬が得られる上に、流動性証明書も手に入る。この証明書を他のDeFiプロトコルで再利用して複利運用できる、つまり一つのお金で二つの働きをさせられる。

今年初めにまず0.5BTCで試してみた。全体の流れは驚くほどスムーズで、ウォレット接続、金額入力、署名まで10分もかからなかった。その後は毎日、利益が少しずつ増えていくのを眺めるだけ。トレードのように一夜で大金持ちにはなれないけど、この「細く長く」な感覚の方が、むしろ安心して眠れる。

3か月後に収支を計算して自分でも驚いた——利益が以前の無謀なトレード1年分よりも安定していた。金額が大きいというより、予測可能で持続的という点が違う。24時間神経を張り詰めて暴落を恐れる必要もなく、日常生活を送りながら利益が自動で増えていく。もちろん市場の状況も影響するけど、私にとって一番気楽なのは、チャートの奴隷にならずに済むこと。

安全性について？正直最初は不安だった。やっぱり大事なBTCを預けるのは誰だって心配。私の判断基準は、プロトコルの監査報告書、TVL（総ロック額）が安定して増えているか、コミュニティで重大なセキュリティ事故がないかをチェック。もちろん、卵は一つのカゴに盛らず、資金の一部だけで試した。

今振り返ると、「ギャンブルトレーダー」から「ステーキング収益者」への転換は、単なる戦略変更以上に、投資哲学そのもののアップグレードだった。