ブラックロックはAIやステーブルコインなどの「メガフォース」が金融市場を変革する中、引き続きリスクオン姿勢

出典：CryptoNewsNet
原題：ブラックロックは「メガフォース」AIやステーブルコインが金融市場を変革する中、リスク選好姿勢を維持
グローバル投資会社ブラックロックは、人工知能（AI）の継続的な成長とステーブルコインの急速な台頭が2026年に向けて金融市場を変革する中で、「リスク選好かつ米国株式をオーバーウェイト」としています。

同社は、現在および将来の投資に影響を与える主要な構造変化（メガフォース）が世界経済を変えていると述べています。2026年の見通しレポートによれば、最も支配的なメガフォースはAIです。

「いくつかのメガフォースが市場を動かしているため、その方向性について大きな判断を下さないわけにはいきません――したがって、中立的な立場はなく、幅広いインデックスへのエクスポージャーでさえ中立ではありません」とブラックロックのレポートは述べています。

「私たちはリスク選好を維持しており、AIテーマが依然として米国株式の主要な推進力であると見ています。ただし、この環境はアクティブ投資――今後AIの恩恵が広がる中で、構築者の中から勝者と敗者を選別する――に最適だと考えます。」

同社のレポートはまた、「金融の未来」におけるステーブルコインの役割にも注目しており、これは「家計や企業が現金をどのように使い、借り入れ、取引し、リターンを追求するか」における変化を特徴づけるメガフォースだとしています。この定義は現在、暗号資産やステーブルコインにも拡大しています。

「ステーブルコインはもはやニッチな存在ではなく、伝統的金融とデジタル流動性の架け橋となりつつあります」とブラックロックのグローバル・マーケット・ディベロップメント責任者サマーラ・コーエン氏は述べています。

同社はまた、ステーブルコインが銀行業務を超えて成長する可能性を見ており、国際送金や新興国市場での現地通貨の代替手段としての役割の可能性も示唆しています。

ステーブルコインの時価総額合計は、昨年の同時期から[image]億ドル以上増加しており、USDTやUSDCを筆頭に、現在(億ドル以上のステーブルコインが流通しています。

急速な成長にもかかわらず、予測では、総時価総額が2月までに)億ドルに急増する可能性は低いとされています。

ステーブルコインの成長に加え、同社はAIと防衛分野の断片化、AI構築のためのエネルギー制約の増大、プライベートクレジットの新たな不均一な局面など、より広範なメガフォースに影響を与える基調テーマを指摘しています。

今後6～12カ月間、好調な収益と健全なバランスシートに支えられ、AIへのコミットメントを継続し、AIへの期待が今後の「大きな判断」の1つであることを示しています。

「私たちは、AIテーマの拡大を背景に米国株式をオーバーウェイトに維持しており、リスク選好はFRBの利下げによって支えられています」と同社は記しています。